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慣習を守る、アメリカに住むインド人

アメリカの義務教育は幼稚園で始まって高校で終了する。
日本のように小学校や中学校での卒業式や証書はない。
生徒はむろんのこと、保護者にとっても義務教育から解放されるという
「自由」は、高校の卒業式と卒業証書によって得られるのだろう。

やったね!おめでとう!
高校卒業のお祝いをするパーティーが春から夏にかけて開かれる。
イワユル、オープンハウスだ。
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夫と二人、インド人のお嬢さんSのオープンハウスに行って来た。
彼女のことを幼稚園から知っている私にとって、高校の卒業を心から祝いたかったからだ。
そして・・・もう一つのお目当ては、インド料理。
高校卒業のオープンハウスは、その人のお国柄が現れる。
人種が雑多な国、アメリカ。
平均的なアメリカ料理も含めて世界各国の味が満喫できる。
サリーを身にまとったSさんのお母様はお料理上手。
インド人女性にとって、料理が出来る(する)ことは基本中の基本。
日本人が足元にも及ばないくらい、料理を含めて家事労働の時間はながい。
この日、用意されたハーブとスパイスをふんだんに使ったインド料理各種は見事だった。

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インド人ほど、血縁を固く守る人種はいないのではないか。
そう思えるくらい、彼らは親類縁者との結束は強いものだ。
私がここで知っているインド人男性の99%は医者で、妻はインド本国から
見合い結婚で結ばれているパターンが多い。生まれてくる子供の事も考慮して、
外国の嫁よりインドの慣習をがっちりと守れる女性が必要なのだろう。
むろん、親同士が家柄のつり合いを考慮して決めた結婚相手が、「家を守る」ポイントだ。

例えば、上品で人目をひくほど美しい女性Aさん。
ご主人は医師でも、彼女は小学校しか行っていない。
男性への絶対の服従はむろんのこと料理を含む家事全般を学んでいる。
親類がくると、妻の家事負担は100%になるという。
残り物は、一切出してはいけない。
3食しっかりと手作りの料理を出すのが決まり。
市販の冷凍ものを解凍。電話をしてピザ。そんな手抜きは許されないという。
グータラの私には考えられないライフスタイルだ。

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料理の話で驚いてはいけない。
一番驚くインド人の慣習は、子供の教育ではないだろうか。
このAさんのように、親が医者であれば、彼女も医者へ目指すのだ。
流石に、アメリカで育つ女子。小学校だけではすまず、大学で教育は終わるらしい。
この自由選択が許される国で、一体全体どうやったら親が子供の将来をコントロール
できるのだろう。両親をはじめ、祖父母や叔父叔母など親類縁者の強い発言力。
その影響が、子供達を「型」にしっかりとはめるのだろうか。不思議だ。
んん~うちの娘も預かってもらえばよかった。ちょっぴり後悔した。
インド料理の強いスパイス味と一緒にそんな思いが胃の中で弾いた。




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by runninggirl_USA | 2011-07-26 01:15 | ハローアメリカ♪ 文化・歴史