2013年 11月 10日
心の会話、あなたは誰ですか?
いらっしゃい♪
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たまたま見かけたハンモックが印象的で、お話が展開し始めましたが、
このハンモックの方とストーリーとは、一切無関係です。
さて、このストーリーは、いつか完成するのでしょうか?(笑)
ボチボチと書いていきますね。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
やっぱり、彼の名前を聞いておけばよかった。
秋の終わりだもの・・・
こんなところに、いるはずはないよね。
川辺に座って、考え事をしていたんだよね、あの日。
何を考えていたっていうわけではないけどさぁ。
ほんやりとしていたんだ、私。
「秋って、木の葉が綺麗だね。
どんどん色が変わるでしょう。
僕は、それを眺めているのが好きなんだ。
こんな風にハンモックに揺られながら、空を見上げるんだよ。」
そばに誰もいないと思っていたのに、
いきなり話かけられて飛び上がるほど驚いたんだ、あのときの私。
口から心臓が飛び出すとは、あのことだね。
けどさ、彼の話し方って、ちっともいやみがなくて・・・
「そうね。私も木の葉の色を見ているのが好きよ。
人生短すぎるなんて、落ち込んでいたけどさ。
この木だって、死ぬわけじゃないのよね。
次の春までお休みするだけ。
私もちょっと深呼吸したほうがいいよね。」
なんて・・・知らない男性に、私の心のうちをぺらぺら話しちゃったよ。
恥ずかしいことだ。でもさ、素直に話せたんだ。
「死ぬかもしれないじゃん。
先のことなんか、誰にもわからないもん。
でもさ、今見える世界を楽しんだらどう?
この僕のように、お気軽にさ。」
ハンモックに一人で揺れる彼。
顔も見えないその人物に、心を開いてしまった私。
しゃべるしゃべる。言わなくてもいいことまでしゃべる。
私って、そんなにおしゃべりだったんだ。
あとで顔が真っ赤になった。
紅葉に負けないくらい真っ赤な顔だったかも知れない。
「ほんじゃ、またね。」
彼の声がそういったから、私もオウム返しにいった。
「ほんじゃ、またね。」
あれ?
気がついたら、彼の姿はなかった。
あれは、人間だったのか。
私は誰かと会話をしていたのに、相手の姿は見なかった。
彼との会話は、あまりにも私の心の中に自然に入ってきて
警戒することすら考えなかった。
あれから、何度も彼の姿を求めて、同じ場所にいってみた。
けど、二度と「その声の彼」をみかけることはなかった。
いつしか、季節は秋の終わりとなり、あのハンモックをみかけることもない。
名前も連絡先も尋ねなかったことに後悔をした。(続く)
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コメントへのお返事は、みなさんのブログにて、ブログをされてない方には、
この記事にてお返事を差し上げております。
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こんなところに、いるはずはないよね。
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ほんやりとしていたんだ、私。
「秋って、木の葉が綺麗だね。
どんどん色が変わるでしょう。
僕は、それを眺めているのが好きなんだ。
こんな風にハンモックに揺られながら、空を見上げるんだよ。」
そばに誰もいないと思っていたのに、
いきなり話かけられて飛び上がるほど驚いたんだ、あのときの私。
口から心臓が飛び出すとは、あのことだね。
けどさ、彼の話し方って、ちっともいやみがなくて・・・
「そうね。私も木の葉の色を見ているのが好きよ。
人生短すぎるなんて、落ち込んでいたけどさ。
この木だって、死ぬわけじゃないのよね。
次の春までお休みするだけ。
私もちょっと深呼吸したほうがいいよね。」
なんて・・・知らない男性に、私の心のうちをぺらぺら話しちゃったよ。
恥ずかしいことだ。でもさ、素直に話せたんだ。
「死ぬかもしれないじゃん。
先のことなんか、誰にもわからないもん。
でもさ、今見える世界を楽しんだらどう?
この僕のように、お気軽にさ。」
ハンモックに一人で揺れる彼。
顔も見えないその人物に、心を開いてしまった私。
しゃべるしゃべる。言わなくてもいいことまでしゃべる。
私って、そんなにおしゃべりだったんだ。
あとで顔が真っ赤になった。
紅葉に負けないくらい真っ赤な顔だったかも知れない。
「ほんじゃ、またね。」
彼の声がそういったから、私もオウム返しにいった。
「ほんじゃ、またね。」
あれ?
気がついたら、彼の姿はなかった。
あれは、人間だったのか。
私は誰かと会話をしていたのに、相手の姿は見なかった。
彼との会話は、あまりにも私の心の中に自然に入ってきて
警戒することすら考えなかった。
あれから、何度も彼の姿を求めて、同じ場所にいってみた。
けど、二度と「その声の彼」をみかけることはなかった。
いつしか、季節は秋の終わりとなり、あのハンモックをみかけることもない。
名前も連絡先も尋ねなかったことに後悔をした。(続く)
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by runninggirl_usa
| 2013-11-10 04:22
| 創作フィクション