2014年 07月 01日
アメリカ人の心の美学、サリーさんの場合は?(前編)
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連載エッセー(夏) vol. 10
「お母さん、お花が届いているよ!」
娘に呼ばれて、玄関先に行ってみれば・・・
庭からカットしたばかりのお花とカードが、そこに置いてあった。
一体誰から、何の目的で贈られたものなのだろう。
首をひねって、それを家の中に持ち込んだ。
洗濯洗剤の入れ物に入ったお花。
どうやら、爆弾は仕掛けていないらしい。
こんなの前代未聞だ。
かなり不思議になって、添えてあるカードを急いであけてみた。
カードは、動物愛護団体製作のもので、贈り主が見えてきた。
あの動物好きの隣人だ。
中をあけてみると・・・・
「みどり様とご主人様へ
いつもお友達でいてくれてありがとう。
あなたから、このお金を受けとるわけにはいきません。」
メッセージと一緒に、5ドル札が入っていた。
あぁ、サリーさんか?!
忘れかけていた。
先日、彼女のガレージセールに立ち寄って買ったんだ。
この中国風デザインのつぼ。
でも、なんでお金を返してくれるの?
ガレージセールとは、家の不用品を売るためのアメリカの合理的な清掃法。
お礼やら義理やらが発生しないように、友人や隣人でもお金を支払う。
私は、このアメリカの考え方が気に入っている。
だから、500円(5ドル)を払ったのに・・・
ワケがわからない?
とにかく、せっかくカットしてくださったお花たちを生けてみた。
枯れたらかわいそうだもの。
タイガーリリーが勇ましい。
黄色いお花は、なんていうの?
おっと、2本生け忘れた。
一輪挿しの花瓶にポン。
生けてみた。
さて、サリーさんのお宅に伺おう。
お花もカードも感謝するけど、この返金の意味がわからない。
首をかしげながら、お向かいまで歩いていった。(明日へ続く)
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by runninggirl_usa
| 2014-07-01 00:06
| 連載エッセー(夏)