アメリカ人の心の美学、サリーさんの場合は?(後編)

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連載エッセー(夏) vol. 11

独立記念日( Independence Day)が、近づいてきた。
1776年にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念して、
パレードや花火で国をあげてのお祭りが行われる。
もうすぐですよ~♪
店頭に並ぶ、アメリカ国旗をあしらった品々もまた、
この日が近づいてきたことを知らせてくれる。

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アメリカ人の心の美学、
  サリーさんの場合は?


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(ストーリーは、昨日の続きです。)


「壷を買ってくれてありがとう。
 でも、ごめんね。
 ジルさんが、あなたに壷を買うことを押し付けていたよね?
 だから、無理をして欲しくなかったのよ。
 お宅は、私たちの素晴らしいご近所さんだもの。
 お金はもらえないわ。」



えっ?!

花と5ドルの返金に戸惑って、

急いでサリーさんのお宅に走ったけど、

この言葉を耳にして、私は彼女とご主人の顔を見つめてしまった。

ん?ちょっと、あのときのことを考えてみた。

そっか、私がサリーさんのガレージセールに行ったときに、

あの人がいたんだ。押しの強いご近所さん、ジル。



「みどり、この壷、たったの5ドルよ。買うべきよ!」


アメリカ人は、他人に自分の考えをコントロールされることを嫌う。

人は自由だからだ。それなのに、このジルさん。

自分の考え方を押し付けて、人をコントロールしようとする。

私とすれば、綺麗な壷だし、たったの500円だもの。

もう一つ、壷が必要だとは思わなかったけど、まぁいっか。

断るのも面倒だったので、5ドルで壷を買った。

自分の意思をひっこめて、和を保とうとした日本人の私。

サリーさんも壷が売れて喜ぶ。

ジルさんの意見に逆らうのも面倒。

だったら、壷を買っちゃおう!

たったの5ドルじゃないの。

それだ!



サリーさんは、その光景を見ていたのだ。

動物愛護団体を支持して、

犬を養子にもらったり寄付をしたりする心優しい彼女。

我が家で預かっていた義母の犬が迷子になったときも、

保護をして獣医さんに連れて行ってくれた。

そうそう、思い出した。

雪がふる寒い夜、保護されたあの老犬。

獣医にかかった費用も受け取らなかった。

困った私は、ランプをプレゼントしたっけ。

それ以来、彼女と私は友達になった。



あれ?

そういえば、サリーさん・・・

昨年の春、近所の奥さん7、8人を、

パーティーに招待してくれたことがあった。

そのときに、あのジルさんはいなかった。

サリーさんは、ジルさんを除外していたんだね。

人選をしたといっていたもの。



困った。

5ドルを受け取ろうとしないサリーさんとご主人。

これ以上、論争をしても仕方がない。

私はとりあえず、その場から去った。

ご飯でも作ってお届けしようかな?





emoticon-0159-music.gifヤンキーの心は、とても優しくて敏感だ。
自分の中の正義をつらぬく。
そして、近所付き合いも大切にする。
だから、この5ドルの商売が、サリーさんには納得がいかなかったのだろう。
受け取って気持ちがいいお金ではなかったという意味だ。
ちなみに、サリーさん達は、お金持ち。
ガレージセールで並んでいた品々は、アンチークなどの高級品ばかり。
もらって当然のお金は受け取るけど、それ以外のお金は受け取らないようだ。





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by runninggirl_usa | 2014-07-02 21:09 | 連載エッセー(夏)