2014年 09月 05日
おしゃべりは、「猪鹿蝶」から始まった。
サンディーとデイビッド。その家族。
初期に受けた、そんなインフォメーションが大幅に違っていた。
翌週分の仕事の準備を終えてからのバケーションだもの、
金曜の夜は、ゆったりしたい。眠いよ。
私は見知らぬ「親戚」という人たちと社交辞令の挨拶を交わした後、
その場から自然な形で姿を消した。
「日本のお話をしてよ!」
透明人間になる計画が狂った。
部屋の隅でピアノを弾いていた2人の男の子達に姿を見られてしまった。
そして、中2の女の子も加わっておしゃべりが始まった。
「ねぇ、この絵の動物って何にみえる?」
その場から姿をくらまそうと思ったことに罪悪感を感じた私。
小さい目にみつかっちゃったよ。
とっさに、部屋を見回して、話のネタを見つけた。
「そうだなぁ、豚?」
即、答えたのは、年少の男子だった。
「これって、イノシシかな?
古代の頃から日本人は、イノシシや鹿を食べたんだよ。
身近にいた獣達の肉や毛皮を生活に役立てたんだね。
そして、ミシガンのように四季がはっきりとしているんだぁ、ニッポン。
春夏秋冬。気候も植物も違う。
だからね、四季折々の草花とのイメージで、Hanafuda(花札)という
カードゲームにも鹿、イノシシ、それから蝶が描かれるようになったんだよ。」
眠い頭を振って、私の口からでてきたのは、そんなことだった。
話をここから、どんな展開にするか。
それは、私がコントロールすることではなく、流れだ。
子供達が面白いのは、頭に思ついたことをそのまま口にだしてくれることかな。
だから、話していて楽しい。
案の定、3人の子供達とのおしゃべりは、何時間も続いた。
途中で、話題は音楽やテクノロジーに変わったりしながら・・・。
この深夜のパーティーが行われたのが、
自分が宿泊しているホテルならよかったのにね。
別のホテルで、夫を残して自分だけ先に帰るのでは角が立つ。
けど、子供達のおかげで、こんなに楽しい時間を過ごすことができた。感謝!
あぁ~楽しかった。
私とおしゃべりをしてくれてサンキュー♪
翌朝は、同じフロアーが朝食のバイキングと変わっていた。
明日へ、続く。
アンティークショップで、お買い物はいかが?!
子供になれるタイムリミットは、5分間だけ!
ランチは、St. Joseph Michiganでね!
楽しめる日に、楽しむんだよ!夫からのメッセージ
ごきげんよう~さようなら
ポチッと応援ありがとうございます!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
連載エッセー(夏) vol. 65
by runninggirl_usa
| 2014-09-05 01:38
| 連載エッセー(夏)