2011年 05月 03日
さようなら、プリンセス”バーサ”
またねぇ~バーサ母さん♪
Bertha <November 23, 1910-April 28, 2011>
Fear thou not; for I am with thee: be not dismayed; for I am thy God:
I will strengthen thee;
yea, I will help thee;
yea, I will uphold thee
with the right hand of my righteousness (Isaiah 41:10).
恐れるな。私はあなたとともにいる。
たじろぐな。私があなたの神だから。
私はあなたを強め、あなたを助け、
あなたの義の右の手で、あなたを守る(イザヤ書41:10)。
義母が生前にアレンジした葬式とは・・・
教会に行って数日後、義母は、苦しむこともなく自然に亡くなりました。
棺の中の彼女は、綺麗な眠りのプリンセス~この写真のままの姿でした。
まさに、天寿を全うしたということでしょう。
この記事は、彼女をたたえるため、そしてアメリカのカルチャー紹介と
いうことで書かせてきただきました。
73歳で日本にも行き、日本人と文化が大好きだった義母。
日本の皆さまにもお伝えできたらと思いまが、ちょっと長い記事で申し訳ありません。
もしも、義母の生き方があなたのお心に達するようでしたらお読みくださいね。
義母が生前にアレンジした自分の葬儀。
それが、ここに書かれています。
4月28日、午後2時半。義母バーサ100歳が天国に召された。タフト大統領(William Howard Taft, 1909-13)からオバマ大統領(Barack Obama, 2009- )と18代のアメリカ大統領とともにアメリカの歴史を歩んできた女性だった。 100年というタイムリミットを神から与えられた義母。バスケットボールの選手だった高校時代。ハンガリー移民の青年に恋をして結婚、3女と1男の母となった。1929年の世界大恐慌を経験している彼女の人生は波乱で、それでも夫のビジネスを会計士として支えてきた。59歳で心臓発作の為に亡くなった夫。その後も、日本、イスラエル、メキシコ旅行やミッション活動もしてきた女性だった。常に明日を考え、マイペースで生きる強いドイツ人。それが義母、バーサ。まさに、神様からの約束期限を守って、素晴らしく生きた女性だと思う。
日本のお通夜にあたる「カジュアルな訪問」(=ビジテーション)と葬儀は、教会ではなく葬儀社の施設だった。牧師をする義母の孫娘の婿のスケジュールのためだと思う。美しく死化粧をした母の横たわる棺を前に、義母の牧師と孫娘の婿による葬儀の式典。孫娘の長女による独唱は、義母の大好きだった歌、「一日一歩」(Oneday at a time, sweet Jesus)だった。心のこもった式典。100年とは、何と長い時間だろう・・そう思った。
最後の旅、墓地へ・・
100歳になる人の場合、著名人を除いて葬式の参列者は少ない。義母の場合、例外だった。親類以外にも、教会やシニアセンターなど、年老いても彼女の交際範囲は広かった。墓までの参列者の車の数でわかる。
葬儀後、葬儀社の車に先導され、
義母の棺がリムジンで運ばれた。
初めてで最後ののリムジン。
そんな風に、アメリカでは冗談を
いう。死者への名誉。
墓に到着後は、6人の孫達の手
によって、車から墓場まで棺が
運ばれた。
義母の永年の友、牧師によって
最後のメッセージ。
私達は、棺の上に飾られている
赤いバラをもらってその場を去
った。「お墓にバラ残しちゃ、
もったいないよ~お金払ったん
だからね!」
義母が、そう言っているようだ
った。
これにて、母の棺は、夫の横の
地中深く収められた。
義母の愛した教会
義母の愛したバプテスト教会は、畑の中。この小さな教会には、アメリカの
素朴な愛がいっぱい詰まっている。母の日の催し、「母と娘」のお食事会。
ウエディングドレスコンテスト。そんなイベントを義母と楽しんだ思い出がある。
冠婚葬祭。小さな教会には、
強い結束がある。
婦人同士の熱い絆。特に、
葬儀ともなれば、遺族への
金銭的な負担を軽くする為に、
教会の会員同士で食事の手伝い
をするのが普通だ。
主食の肉。今日はハムだった。
副菜は、ジャガイモのチーズ風味。
ビーンズ。コールスローサラダ。
フレッシュサラダ。ゼリーサラダ。
デザート各種。
ホイップクリームを使った
果物入りデザート各種と
ゼリー。
デザートの定番、ケーキ各種。
くるみ入りケーキ。
ブラウニー。
チョコ&バニラケーキ。
はいどうぞ~、バーサ母さん!
あなたの分よ~♪ケーキ大好きだモンね。特に、フロスティング!
賑やかで楽しいパーティーだったね、
100才のプリンセスさま♪
ずっと逢いたかった産みの母、夫、祖父母、兄弟、従妹、友人。
あぁ~それと私の両親に祖父母達、叔父叔母。
今頃は、みんなと楽しく歓迎パーティーかな?
これからも、私達を天国で見守っていてくれる。
東日本大震災で傷ついておられる方々と日本の復興も祈ってね!
頑張って、天国での奉仕活動を続けてください。
長い間、外国から来た嫁を支えてくださってありがとう。
またいつか、天国でお逢いしましょうね。
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Bertha <November 23, 1910-April 28, 2011>
Fear thou not; for I am with thee: be not dismayed; for I am thy God:
I will strengthen thee;
yea, I will help thee;
yea, I will uphold thee
with the right hand of my righteousness (Isaiah 41:10).
恐れるな。私はあなたとともにいる。
たじろぐな。私があなたの神だから。
私はあなたを強め、あなたを助け、
あなたの義の右の手で、あなたを守る(イザヤ書41:10)。
義母が生前にアレンジした葬式とは・・・
教会に行って数日後、義母は、苦しむこともなく自然に亡くなりました。
棺の中の彼女は、綺麗な眠りのプリンセス~この写真のままの姿でした。
まさに、天寿を全うしたということでしょう。
この記事は、彼女をたたえるため、そしてアメリカのカルチャー紹介と
いうことで書かせてきただきました。
73歳で日本にも行き、日本人と文化が大好きだった義母。
日本の皆さまにもお伝えできたらと思いまが、ちょっと長い記事で申し訳ありません。
もしも、義母の生き方があなたのお心に達するようでしたらお読みくださいね。
義母が生前にアレンジした自分の葬儀。
それが、ここに書かれています。
4月28日、午後2時半。義母バーサ100歳が天国に召された。タフト大統領(William Howard Taft, 1909-13)からオバマ大統領(Barack Obama, 2009- )と18代のアメリカ大統領とともにアメリカの歴史を歩んできた女性だった。 100年というタイムリミットを神から与えられた義母。バスケットボールの選手だった高校時代。ハンガリー移民の青年に恋をして結婚、3女と1男の母となった。1929年の世界大恐慌を経験している彼女の人生は波乱で、それでも夫のビジネスを会計士として支えてきた。59歳で心臓発作の為に亡くなった夫。その後も、日本、イスラエル、メキシコ旅行やミッション活動もしてきた女性だった。常に明日を考え、マイペースで生きる強いドイツ人。それが義母、バーサ。まさに、神様からの約束期限を守って、素晴らしく生きた女性だと思う。
日本のお通夜にあたる「カジュアルな訪問」(=ビジテーション)と葬儀は、教会ではなく葬儀社の施設だった。牧師をする義母の孫娘の婿のスケジュールのためだと思う。美しく死化粧をした母の横たわる棺を前に、義母の牧師と孫娘の婿による葬儀の式典。孫娘の長女による独唱は、義母の大好きだった歌、「一日一歩」(Oneday at a time, sweet Jesus)だった。心のこもった式典。100年とは、何と長い時間だろう・・そう思った。
最後の旅、墓地へ・・
100歳になる人の場合、著名人を除いて葬式の参列者は少ない。義母の場合、例外だった。親類以外にも、教会やシニアセンターなど、年老いても彼女の交際範囲は広かった。墓までの参列者の車の数でわかる。
葬儀後、葬儀社の車に先導され、
義母の棺がリムジンで運ばれた。
初めてで最後ののリムジン。
そんな風に、アメリカでは冗談を
いう。死者への名誉。
墓に到着後は、6人の孫達の手
によって、車から墓場まで棺が
運ばれた。
義母の永年の友、牧師によって
最後のメッセージ。
私達は、棺の上に飾られている
赤いバラをもらってその場を去
った。「お墓にバラ残しちゃ、
もったいないよ~お金払ったん
だからね!」
義母が、そう言っているようだ
った。
これにて、母の棺は、夫の横の
地中深く収められた。
義母の愛した教会
義母の愛したバプテスト教会は、畑の中。この小さな教会には、アメリカの
素朴な愛がいっぱい詰まっている。母の日の催し、「母と娘」のお食事会。
ウエディングドレスコンテスト。そんなイベントを義母と楽しんだ思い出がある。
冠婚葬祭。小さな教会には、
強い結束がある。
婦人同士の熱い絆。特に、
葬儀ともなれば、遺族への
金銭的な負担を軽くする為に、
教会の会員同士で食事の手伝い
をするのが普通だ。
主食の肉。今日はハムだった。
副菜は、ジャガイモのチーズ風味。
ビーンズ。コールスローサラダ。
フレッシュサラダ。ゼリーサラダ。
デザート各種。
ホイップクリームを使った
果物入りデザート各種と
ゼリー。
デザートの定番、ケーキ各種。
くるみ入りケーキ。
ブラウニー。
チョコ&バニラケーキ。
はいどうぞ~、バーサ母さん!
あなたの分よ~♪ケーキ大好きだモンね。特に、フロスティング!
賑やかで楽しいパーティーだったね、
100才のプリンセスさま♪
ずっと逢いたかった産みの母、夫、祖父母、兄弟、従妹、友人。
あぁ~それと私の両親に祖父母達、叔父叔母。
今頃は、みんなと楽しく歓迎パーティーかな?
これからも、私達を天国で見守っていてくれる。
東日本大震災で傷ついておられる方々と日本の復興も祈ってね!
頑張って、天国での奉仕活動を続けてください。
長い間、外国から来た嫁を支えてくださってありがとう。
またいつか、天国でお逢いしましょうね。
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by runninggirl_USA
| 2011-05-03 14:04
| ハローアメリカ♪ 文化・歴史